「モノマテリアル包材」って?

こんにちは!神田印刷工業 包材課です!

 

突然ですが、私たち包材課は、「包装資材をプラスチック素材から、紙素材に置き換える」という環境配慮を意識した取り組みを行っています。

本年度はその取り組みの一つとして、現在注目されている「モノマテリアル包材」に注力していきたいと考えております。そもそも、「モノマテリアル」とは何か?なぜ注目されているのか?今回はそんな内容についてお話しいたします!

 

◎「モノマテリアル」とは?

日本語で「単一素材」という意味です。ギリシャ語の「1、単一」をあらわす「モノ(mono)」と、原料や素材を示す「マテリア(material)」からなる造語です。昨年ドイツで開催された世界最大の総合展示会「interpack」において話題となり世界のパッケージ業界で注目されています。

 

◎モノマテリアルはなぜ注目されている?

多くの軟包装パッケージは印刷のしやすさ、遮光性、耐熱性など求められるため、アルミ箔やPPなど複数の素材を組み合わせつくられます。性能は保たれますが、複数の素材を組み合わせた構造であると分離(分別)することが困難のためリサイクルしにくいと言われています。

 

ですが、モノマテリアルのパッケージは単一素材でありながら、保存性や強度などの機能を持っており多くの軟包装パッケージと比べリサイクルがしやすく、リサイクル材として品質を向上させることができます。

モノマテリアル包材は、環境に配慮されているということですね!

 

私たち包材課は、取り組みとしてこの「モノマテリアル包材」を紙製の単一素材のパッケージに展開していきたいと考えております。

当社オリジナル商品である「ネイチャーズコーヒー」は、紙ベースの包材を採用しております。

今後は、外装に過度なバリア性などが必要のパッケージ以外(例:化粧品・雑貨・飴などの個包装されたお菓子の外装袋など)にて使用できたらと考えております。

 

実際に、当社でサンプルも作成してみました!使用シーンに合わせて仕様・サイズや、オリジナルデザインもご提案可能となります!

 

現在は、大手印刷会社、製紙メーカー各社が、機能性フィルムや用紙を独自開発しています。

今後も環境配慮の取り組みの一環として、紙製パッケージの採用に向けてどんどんチャレンジしていきたいと思います!