ESG ESG

ESGについて

ESGとは、環境(E: Environment)、社会(S: Social)、ガバナンス(G: Governance)という3つの要素の頭文字を取ったものです。
企業が長期的に成長するためには、経営においてESGの3つの観点が必要だという考え方が世界中で広まっておりESGに配慮した企業に対して投資を行うことを「ESG投資」と呼びます。
ESG投資は、環境や社会問題への取り組み、ガバナンスが企業の利益を生むという考え方に基づいています。

三菱UFJ銀行様によるESG評価について

環境

SDGs宣言

神田印刷工業株式会社は、国連サミットにおいて採択された持続可能な開発目標(SDGs)の主旨、重要性に賛同し、印刷業としての事業活動を通じ、環境保全と経済成長の両立を図り、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

FSC認証・FM認証とCOC認証

FSC®森林認証の取得

神田印刷工業株式会社は、平成19年8月14日にFSC® 認証制度のCoC認証を取得しました。

FCSロゴマーク
  • 発行日 平成19年8月14日
  • 認証番号 SGSHK-COC-003529

FSC認証とは

FSC は「Forest Stewardship Council(森林管理協議会)」の略称で、環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的に継続可能な森林管理の規格を定めた国際的な森林認証制度を運営している非政府組織です。
FSC 認証とは、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や、その他リスクの低い木材を使用した製品にFSCラベルを付け、認証製品として販売できる制度です。

FM認証とCoC認証

適切な森林管理をしている事を認証するFM認証と適切な加工・流通過程の管理を認証するCoC認証の二つの連鎖から成り立ち、FSC 認証ラベルを表示することにより、材木が適切に管理されている事を追跡出来るようにしています。

環境方針、品質管理

神田印刷工業株式会社は、印刷業に携わるものとして、 環境保全への取り組みを最重要課題の一つととらえています。環境負荷を低減して地球環境の保全並びに環境汚染の予防に寄与するため、 以下の「環境方針」を定め、これに基づいた経営活動を行います。

  • 業務を適正に行うために、法律や条令及び利害関係者との同意事項を順守します。
  • 環境管理体制を整備し、システムの継続的改善に努めます。
  • 環境汚染の予防及び環境負荷の削減を図ります。
  • 以下の項目について優先して活動し、環境保全に取り組みます。
    • ・作業管理徹底による省資源の推進
    • ・廃棄物の削減及び適正処理・管理
  • この環境方針に沿って、環境に対する目的・目標を定め、見直しを行います。
  • 平成17年年9月1日
  • 神田印刷工業株式会社
  • 代表取締役  田中 賢二
私たち神田印刷グループでは、高品質の製品を安定して提供することで、お客様の満足と信頼を得、妥協を 許さない品質管理システムの必要性を認識しました。「顧客満足」を高いレベルで実現するために、私たちは、「顧客に信頼される会社の実現」を合い言葉に、その第一歩として、平成12年12月に品質マネジメントシステムの 国際規格の認証を取得しました。この認証については、本来の目的・要件を達成したと判断し、平成22年2月をもって、このシステムを廃止しましたが、品質に対する姿勢はこれからも、継続して実施してまいります。

無処理版システム

2022年10月より、オフリン事業部/刷版課のCTPを新たに「無処理版システム」に変更いたしました。

無処理版とは、現像処理を行わなくても良い(=無処理の)刷版のことです。
従来の現像処理が必要な刷版を有処理版といいます。 有処理版でも無処理版でも、DTP原稿データをもとに、版にレーザーを当て、画像を焼き付ける、 というところまでは同じ作業を行います。

有処理版

現像作業終了した刷版。青い色が付いている箇所に、インクがのります

無処理版

現像作業前の刷版。印刷機で現像して完成です。色が付いている箇所に、インクがのります

処理の違い

有処理版:自動現像機でインキがのらない部分を薬品で落とします。
無処理版:印刷機上で現像作業を行います。

有処理版は、自動現像機を使用する為、メンテナンス、薬品、現像液の温度管理、清掃、液の交換(※)が必要です。
しかし、無処理版の場合はこの工程が必要ないため、「作業の効率化」「環境保護」の効果があります。
※オフリン事業部の直近1年間での廃液量は8,305kgでした。

一般的な家庭のお風呂で、浴槽に約200Lのお湯をためた場合、
8,305kg÷200L=約41回分のお風呂の量となります。

【これだけの廃液を今後は防ぐことができます】

1版あたり約7KgのCO2を削減できるので、年間約144,000枚の刷版を使用しているオフリン事業部では、
144,000版×7kgのCO2=1,008,000kg
1年間で100万kg以上のCO2を削減することが可能になります。

ドレンデストロイヤー

印刷工場から排出される廃液量を1/8にする装置です。 詳細はこちら

コンプレッサー排熱再利用

コンプレッサー室で出る熱をインキ室へ流し、インキ室の暖房費の削減。なお消費電力削減の為、令和5年に工場内の電気をLEDに替える予定です。 工場・設備を見る

社会

働く社員のための環境づくり

CoC規格 中核的労働要求事項に関する方針声明

当社では中核的労働要求事項を尊重し、以下の方針を表明します

  • 児童労働の禁止
    18歳未満の児童は危険で有害な労働はさせません。
  • 強制労働の禁止
    従業員の意思に反して労働を強制することはしません。
  • 雇用及び職業における差別の撤廃
    当社では、ハラスメント基本方針により、
    いかなる差別や嫌がらせも禁止し、全従業員の個性や多様性を尊重します。
  • 結社の自由と団体交渉権の尊重
    労使間で円滑な意思疎通を図り、労働法令・規則を順守します。
2022年5月16日
神田印刷工業株式会社
代表取締役 田中 賢二

女性活躍推進法について

社員がその能力を十二分に発揮し、雇用環境整備をさらに整え、より働きやすい環境を作るため、次のように行動計画を策定します。

主な計画
  • 年次有給休暇の取得をこれまで以上に推進し、平等に休みやすい環境を整える
  • 子育て・介護をしながらでも働ける環境を労働者とともに構築する

行動計画は、令和3年1月1日~令和5年12月31日 3年間

産休・育児休業 取得者

2018〜2023年の間に9人が取得をしました。
ガバナンス

情報セキュリティへの取り組み

当社は、個人情報の適切な保護が社会的に重要な責任と捉え、情報の取扱いには細心の注意を図り、個人情報取り扱いマニュアルにならい確実な履行に努めます。

グループ会社のケーピーワークス株式会社では個人情報をお預かりして宛名印刷を数多く取り扱うようになりました。
それに先立って、情報管理を徹底することを目的として印刷工場内のレイアウト変更と拡張工事および印刷現場への立ち入りの制限を設けるセキュリティ対策を施し、情報漏洩などの重大事故を防ぐ万全な設備体制としています。

正面入口

印刷現場へ入るには事前に許可を得た社員のみに配布されるセキュリティカードをかざして入室します。

正面入口 正面入口
正面入口

搬出口

印刷物の出荷を行う搬出口にも同様のセキュリティ対策を施しています。

正面入口

工場の横の廊下に取り付けた窓は外からは内部が見えないようにしています。

近年はone to oneマーケティングの重要性が増しており宛名印字を行う機会が増えております。そのぶん、個人情報も多く扱うことになるため弊社はプライバシーマークの取得をし、毎年4月に関係社員への教育・研修を実施しています。

プライバシーマークの勉強会

毎年4月に関係社員全員で個人情報の保護を中心としたプライバシーマークの勉強会を実施しています。プライバシーマーク登録は2005年より今期で19期目の登録となっており2022年10月に第9回目のプライバシーマーク付与適格性審査に合格となっています。

2023年度 教育訓練計画表

計画表

反社会的勢力排除

当社は、市民社会の安全を脅かす反社会的勢力を社会から排除することを重要課題であると認識し、地域社会に根付いた企業として、反社会的勢力に対する方針を掲げます。

  • 反社会勢力との一切の取引の禁止
  • 反社会勢力への一切の財産の提供
  • 反社会勢力に対しては一切の妥協をせず毅然として組織的に対応

コンプライアンス

当社は、コンプライアンス(法令等遵守)を会社経営の最重要課題と認識し、絶対的な倫理観と誠実さに基づき、コンプライアンスを強化するために以下を実行します。
情報管理を徹底し、情報の取扱には細心の注意を払い、外部漏洩が発生しないよう適切に管理します。
組織内コミュニケーションを重視し、風通しの良い職場環境を整備しコンプライアンス違反の疑いのある行為に対しては厳正に対処します。