SBT SBT認証の取得

SBT認定の取得

SBTについて

SBTとは、パリ協定が求める水準と合致した企業の温室効果ガス排出削減目標のことです。
具体的には、「Science(化学) Based(もとづく) Targets(目標)」の頭文字を取ってSBTとなり、「科学にもとづく目標設定」という意味です。
2015年の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)で合意されたパリ協定では、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度に抑えることが共通の目標として設定され、同時に、1.5度に抑える努力をすることも確認されました。
この目標を達成するために、2度水準では温室効果ガス排出量を毎年2.5%以上削減、1.5度水準では毎年4.2%以上削減することを求めています。

SBT認証について

・WWF(世界自然保護基金)・CDP・UNGC(国連グローバルコンパクト)・WRI(世界資源研究所)の4つの機関が共同でSBT国際認証事務局を運営しています。
SBTに認定されるには、企業自身が「いつまでに、どのくらいのサプライチェーン排出量を減らすのか」という目標を設定し、その妥当性をSBT事務局側の承認が必要です。
現在、SBTには2種類の認証制度があります。
一つは企業規模にかかわらない通常SBT、もう一つが従業員500人未満・非子会社・独立系企業を対象とした中小企業版SBTです。
当社は中小企業版SBT認証を申請し、2023年に承認されました。

当社の取り組み

スコープ1

社用車:2012年から順次ハイブリッド車へ切り替えの台数データとそれにともなう温室効果ガス算定排出量
フォークリフト燃料のガスから電気への電動化(予定)

ハイブリッド車へ切り替えの台数データとそれにともなう温室効果ガス算定排出量

2012年から営業車両のHV車への切り替えを推進し、2018年には全営業車両の切り替えが完了しました。

台数 ガソリン車からHV車へ
2012 32 4
2013 31 2
2014 31 5
2015 30 5
2016 30 4
2017 30 1
2018 30 2
2019 30 0
2020 30 0
2021 29 0
2022 29 0
HV車の切り替え台数(単位:台)
(2018年で切り替えが完了)
社用車
2013 92
2014 102
2015 89
2016 80
2017 79
2018 80
2019 77
2020 61
2021 58
2022 56
2023
温室効果ガス算定排出量
(t-CO2)
スコープ2

生産部門の照明器具をLEDに切り替え
FIT認定期間が終了した太陽光発電システムを自家消費型に切り替え

エネルギー使用に伴って発生する二酸化炭素の温室効果ガス算定排出量

各拠点ごとの温室効果ガス算定排出量は以下のとおりです。2013年の計測から毎年排出量の減少を達成できています。

本社 松河戸 オフリン 合計
2023 0
2022 54 243 3,070 3,423
2021 48 213 2,914 3,234
2020 52 225 2,938 3,276
2019 54 266 3,316 3,715
2018 59 269 3,505 3,913
2017 57 280 3,550 3,966
2016 59 273 3,572 3,984
2015 55 258 3,596 3,998
2014 65 275 3,871 4,313
2013 63 272 4,166 4,593

(t-CO2)

スコープ2
2023
2022 2,198
2021 2,004
2020 1,981
2019 2,276
2018 2,412
2017 2,459
2016 2,498
2015 2,504
2014 2,651
2013 2,827

(t-CO2)

日本は官民連携により2030年に排出量▲46%(2013年比)を目指す ⇨ 2018/4,593 ⇨ 46%削除 2,480
SBT認証で設定した目標である2018年のデータを基準に2030年までに温室効果ガス(GHG)排出量を50%削減 ⇨ 3,913 ⇨ 46%削減 1,956
2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

一般財団法人 省エネルギーセンターさまよりいただいたご提案書 (クリックで拡大します)
                       

2023年6月に松河戸生産事業部、2023年8月にオフリン事業部の照明をLED照明に交換しました。

オフリン事業部
松河戸生産事業部